【ライブ日記】GO FOR THR SUN 2013@SHIBUYA-AX
GO FOR THE SUN 2013@SHIBUYA-AX 2013.12.13
思い出補正するなっていう方が無理だった、8年ぶりのGO FOR THE SUN。
ホント冗談じゃなく中学生の自分に一瞬で戻るので困った。
3つのバンドのセルフタイトルのアルバムをこうして並べるだけでも相当エモい。
フジファブリックが5人(ご)、スパルタローカルズが4人(ふぉー)、アナログフィッシュが3人(さん)でごーふぉーざさん。当時こんなふざけたのがあっていいのか!とビックリしたツアータイトルも、今ではただただエモ爆発装置として効果絶大である。
HINTO
1.ぬきうちはなび
2.にげる
3.バブルなラブ
4.マジックタイム
5.バースデーパーティー
6.アットホームダンサー
7.メガネがない
8.それってディスティニー
ベース三銃士の前説には間に合わなかった。中盤がセトリ怪しい。HINTOライブで観たのものすごく久しぶりだったけど、コウセイ氏の人間的エネルギー大爆発に定期的に身をさらさないといけないなと思った。
バブルなラブ、「ものすごい甘い曲やります」って一言で始まってから、甘いサビに至るまでがすごくよかった。マジでスイートだった。
そしてメガネがなぁああああああいって叫ぶの楽しすぎる。
アットホームダンサー聴きたかったので、とても嬉しかった(小並感)テレッテレと上で鳴っているギターが心地よすぎた。それってディスティニーも同じくとても聴きたかった。気付いたけど、この曲をライブで聴いてるときの楽しさは「ばかやろう」のソレと全く同じだ!
アナログフィッシュ
1.はなさない
2.抱きしめて
3.Good Bye Girlfriend
4.Hybrid
5.Fine
6.PHASE
7.TEXAS
だめだセトリにまったく自信がない。でも古い曲全くやらないのが全力で前向いてるアナログフィッシュらしさ。全体的に下岡タイムだった。最近のイベントでは下岡タイムが多めな気がする。
はなさない→抱きしめて→GBGの流れは、あまりにもメロディアスすぎて、ドラマティックで、美しいぜ。ずるいぜ。もうホントどんなドラマよりも泣けちゃうぜ。
Fineのラストで佐々木健ちゃんが腕を50秒間くらい回し続けて最終的に笑いが起きた。
PHASEはカッコいいことは分かり切っているので、初聴っぽい他のお客さんが固唾をのんでいるさまを肌で感じるのが楽しい。前回は野音のイベントだったので、至近距離で音が抜けない状態でリズム隊のダカダカ…を聴けてとっても新鮮だった。
フジファブリック
1.夜明けのBEAT
2.自分勝手エモーション
3.ダンス2000
4.バタアシParty Night
5.Magic
6.徒然モノクローム
7.STAR
総君の真面目すぎる節回しと志村の気だるすぎる節回しの、
たいへん面白い違いを楽しめる程度には健康。
ここ1年くらいチケットが外れ続けるので新譜も聴かずやさぐれていたことを深く反省した。ダイちゃんのハモンドオルガンを目の前に勝手にやっぱり好きだという思いを新たにした。
そういう意味で聴き慣れていない曲の中ではバタアシがとにかく良かった。巡り巡ってそう何回でもダンス のウラの加藤さん良い仕事しすぎ。Cメロのダイちゃんが醸し出す高速かっ飛ばし感がこの曲の全てだ。
強制的に幸せな気持ちにさせられるでおなじみのSTARで終了。
途中渋谷〜!と叫んだのが志村〜!に空耳する程度には不健康。
アンコール
2.雪が降る町
なんだよこの選曲よすぎるよなんだよ。全部記憶飛んだよ。
シャングリラの入りで、コウセイ「知ってたらいっしょに歌って下さい」というので何かと思ったら・・・
シャングリラのカバーがとにかくハゲ上がるほど良かった。佐々木健ちゃんの笑っちゃうほどの美声と下岡さんの気だるさとコウセイのファンキーさと総君のクソ真面目さの全機種に完全対応した曲ってあったんだね!!という驚き。
— marigo (@marigomocha) 2013, 12月 15
夢でキースキースキース キスキースキース ってあんなに連呼することはもう後にも先にもないだろうね・・・
あと雪が降る町ね。
なんて選曲をするんだよ。
表現の閾値をとっくに超えてたのでこうして褒めるしか言葉を持てない。健ちゃんが言い含めるように歌うのが特に素晴らしかったな。あれをきっと歌の情感っていうんだろうと思った。
そしてコイツの再現ですよ。
おいこれ演られて8年前行った人で泣かなかった奴いるの?
泣きすぎて覚えてないよ!
ただの地味目な爽やか兄ちゃんだった山内総一郎いまフロントマンだよ!
3バンドとも「8年間色々あったけど」っていう言葉をMCで言っていて。
その年月に自分の人生を仮託するのは勝手すぎるし横暴すぎるので、超自分でもキモイと思うしそういう物語を消費する思考回路サイテーって思うけど、そういうエクスキューズを全部吹っ飛ばしてしまうほど、目の前の人たちが変わらずそこに立っているさまに、「8年間色々あったなぁ…」って思ってずっと泣いてた。キモイ!
変わらないとは言ったけど、フタ開けてみれば3バンドとも8年前には存在すらしてなかったであろう曲がほとんどで(スパルタに至ってはバンドが変わってるし)、首尾一貫してそこに在るけど進化し続ける人たちを応援する醍醐味というものを感じた。
ずっと変わらずでも進化して楽しい音楽をつくり続けてきてくれてありがとうございます。
曲終盤で総君が「志村正彦ッ!」って叫んだのに対して、
心の中で足立も忘れないでやれよwと突っ込める程度には健康。
よくなくなくなく…セイいぇええええええええ!!!!
あーマジで歴史的なライブに行けてよかった。
いとしい3バンドよ永遠なれ。