バナナ歌い踊る

アイドル・音楽などについての滑り芸を書きます。

【アイドル短歌】乃木坂46

芦屋こみねさん(@urahara0811)が主宰する短歌結社「明星」、友人が参加していたのを見てうわあああ作りたいとなり、今回のテーマ乃木坂46から参加させていただきました。ありがとうございます。


短歌結社「明星」第三回歌会 お題:「乃木坂46」 - こみねもすなるだいありー

 

人差し指、中指の間から光る きみの瞳よ闇夜を駆けろ

膝丈のスカートつま先ハイソックス、この目まで同じと思った?バカだね

マネキン?人形?知らないよ まつ毛の先は 前を見てるの

切り落とせ ショートヘアーのその毛先 私の弱さも切り落としちゃえ

16の席に着くため馳せるのよ 彼の嫉妬やその子の切なさ

ローファーの黒光りそのまま照らしてよ 脱いで歩いた道の先まで

外苑前-六本木までが制空権 見てね私を見つけてね

頼むから枯れないでいてよかきつばた 私もそれまで絶対泣かない

あざといよ?釣り竿手応え病み付きだしカラフルなルアー、とっておきなの

当たり前でしょ 努力してんの誰よりも 口元のほくろは全部知ってる

 

連作こんな感じ。秋元真夏さんへの親しみと、白石麻衣さんへの畏怖も混じってる感じです。そして短歌を詠んでみてあらためて、強烈な生駒里奈さんのまなざしへの羨望を自覚した。私はやっぱりこのまなざしが強烈に好きで、気を抜くとつい彼女の人生の行く末に思いを馳せてしまう。

 

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高校の授業で短歌やってから百人一首は作者と意味背景を全部暗記するくらい好きだったんですが、その謎の執着を思い出した。いやほんとに楽しいですねえ!!!言外に偏愛を込めるの!!

 

その直前に行った神宮球場ライブ、いつもの茶番はかるうく受け流しつつも、未来の無さと行く末の苦しさをあらためて思い知ることになり、なんだか打ちのめされた。普通に部活に打ち込んだりも出来たんだろうなとうっかり考え始めてしまうとただ苦しい。でもそれと同時に本当にここに居てくれて輝いてくれていてありがとうとも思う。

 

とにかく「制服のマネキン」で生駒里奈さんがバッサバッサとやや乱暴にも思える羽根のつかいかたで踊って、最後に人差し指と中指の間から見据える前をしばらくは一緒に見ていたいと思った。みんな輝け〜〜頼むから!