バナナ歌い踊る

アイドル・音楽などについての滑り芸を書きます。

そろそろいかなくちゃのカバー(AC2007)が好きすぎる

 

スガシカオ大先生による「そろそろいかなくちゃ」の、

スキマスイッチ大橋卓弥秦基博によるカバーが好きすぎる。

 

スガシカオデビュー10周年のAugusta Camp 2007で披露された、二人によるカバー。

Augusta Campはオフィスオーガスタアーティスト大集合の夏フェスね。

 

 

 

2007年はBS-TBSで放映があったものの、映像作品としての販売はなし。

ずっと落胆していたらHuluで見れるようになってた!!!!!

ライブ音源はiTunes Storeで売ってます。以下から視聴できる。

 

この年は、デビュー10周年のスガシカオ大先生を祝うムードがすごくて、

実際にオーガスタ所属のカバー曲がたくさん披露されてる

当時夏期講習で行けなかったことが本当にいまでも悔やまれてハゲる。

 

そういうカバー曲たちの中でもこの曲があまりにも良過ぎる。

 

 

「そろそろいかなくちゃ」の歌詞は言葉で端的に説明するのが憚られるくらい、

サラリーマンの"あ〜あ・・・・"をそのまま切り取った曲だなと思う。好きすぎる。

 

ため息と踏ん切りを焙煎してお茶にしてそのまま言葉と歌にしてしまったようで、いま自分が日常で発しているため息と踏ん切りのループにビックリするほど染み込んでくる。高校生や大学生の自分にはなかったプロトコルがどうしようもなく刺激されるので、聴こえ方が全く違ってただただ驚く。

 

もんんんんんんのすごく淡いグラデーションで、嫌だな〜つらいな〜もうやだな〜っていう日常の絶望から、まあ頑張るかっていう何となく奮い立たせる心境に繋がる「そろそろいかなくちゃ」。

 

絶対的で強固な希望なんて存在しうる訳はないけどまあとはいえ自分をなだめすかして毎日生きていかないとな〜という気持ちになるこの曲を、2007年の大橋卓弥秦基博が歌ってるんです。

 

 

「さえない日々だとは思う」と軽やかに歌う大橋君の背後に、彼がプラプラしてた過去を勝手に連想してマジで味わい深い。

「週末になればもう少し」と光が見えるように歌う秦君の向こうに、その先の大躍進に勝手に思いを馳せてしまって感慨深過ぎて吐きそう。

 

 

2007年っていう年は、スキマスイッチはグレイテスト・ヒッツを出して二人での活動に区切りをつけて年末にソロを始める年。秦基博は前年にデビューして、「鱗」「青い蝶」を立て続けにリリース、誰がどう見てもこれからどんどんビッグになるねと言われていたころで、色々あったけど順風満帆の船を漕ぎ出した二人がこの曲を歌うと、人間の過去と未来のストーリーに思いを馳せることができて、原曲に輪をかけておトクすぎる。

 

二人とも全くもって輝かしいオーラがあるようなスターじゃないけど、ああやっぱり歌い手なんだなという思いを改たにする。その背後に人生が見えてくると、しっくり信用できる。

 

そんなわけでAugusta Camp 2007の二人のそろそろいかなくちゃカバーが好きすぎる。

一言でいうとAugusta Camp 2007のそろそろいかなくちゃカバーマジおすすめ。